【無料】知っている単語で話せるようになる ――3つの骨格とコア単語

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【無料】知っている単語で話せるようになる ――3つの骨格とコア単語

01|難しい単語がなくても、会話はできる

こちらはプレビューレッスンです

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「自然な英語を話すには、難しい単語をたくさん知らなければならない」。そう思って、単語帳を何度も買い直した経験はありませんか。

もちろん語彙は大切です。ただ、日常の会話を注意深く見ると、英語を流暢に話す人が、いつも難しい単語を選んでいるわけではないことに気づきます。むしろ、誰もが知っている基本単語を、場面に合わせて素早く組み合わせています。

今日分かること

  • 自然な会話では、短く基本的な単語が何度も使われること
  • 難しい一語を探すより、知っている言葉で説明する方が速いこと
  • 同じ基本動詞が、違う場面で働くこと
  • 第2コースで学ぶ「骨格」と「コア単語」の役割

まず、短い会話を見てみよう

空港に友人を迎えに来た場面です。難しいところを分析する前に、一度声に出して読んでみてください。

Mika: Hi, Tom! It’s good to see you.
Tom: You too. How are you?
Mika: I’m good. How was the flight?
Tom: Long. I couldn’t sleep.
Mika: You must be tired.
Tom: A little. What time is it here?
Mika: It’s almost three.
Tom: Thanks. I need to change my watch.

ここで使われている主な動詞は、be、see、sleep、need、change。どれも、多くの学習者がすでに知っている言葉です。

返事も、必ずしも完全な文ばかりではありません。Long. や A little. のように、状況に合った短い言葉で会話が進んでいます。

しゅみすけ

自然な会話は、難しい英文を発表し合う場ではありません。相手の言葉を受け取り、今必要な一言を返す。その往復を、基本単語が支えています。

もう一つ、仕事の会話を見てみよう

Aya: Do you have a minute?
Ben: Sure. What’s up?
Aya: We have a problem with the schedule.
Ben: What happened?
Aya: Ken got sick. He can’t come tomorrow.
Ben: I see. We need a new plan.
Aya: Yes. Can we move the meeting?
Ben: Let me check.

こちらも中心は、have、happen、get、come、see、need、move、check といった基本語です。

特に注目したいのは、have と get です。

  • Do you have a minute?(少し時間がありますか)
  • We have a problem.(問題があります)
  • Ken got sick.(ケンは病気になりました)

have=所有する、get=得るという訳だけでは、この使い方が少し不思議に見えるかもしれません。ところが、単語の中心にある感覚を知ると、一見違う表現がつながって見えてきます。

難しいpostponeを探して止まる状態と、moveを使って会議の変更を伝える状態の比較

難しい一語を探さなくても、目的は達成できる

日本語から英語を考えると、「延期するなら postpone」「調査するなら investigate」のように、一対一の訳語を探したくなります。これらの単語が必要な場面もあります。しかし、会話中に思い出せなければ、基本語で言い換えられます。

「会議を延期できますか?」

Can we move the meeting?
会議を動かせますか?

postpone が出なくても、move で目的は伝わります。日付を明確にするなら、こう言えます。

Can we move the meeting to Friday?
会議を金曜日へ移せますか?

「原因を調査します」

I’ll look into it.
調べてみます。

investigate を使わなくても、look into という基本語の組み合わせで表現できます。さらに簡単に、状況によっては I’ll check. でも十分です。

「予約を変更したいです」

I’d like to change my reservation.
予約を変更したいです。

それでも長く感じたら、変更する対象を具体的にします。

Can I change the date?
日付を変更できますか?

同じ基本語が、いろいろな場面で働く

基本単語の強さは、一つの意味しか持たないことではありません。中心となる感覚を保ちながら、多くの場面で働けることです。

get

  • I got an email.(メールを受け取りました)
  • I got home at seven.(7時に家へ着きました)
  • I got tired.(疲れました)
  • I got the job.(その仕事に決まりました)

have

  • I have a car.(車を持っています)
  • I have time.(時間があります)
  • I have a meeting.(会議があります)
  • I have a headache.(頭が痛いです)

take

  • Take this bag.(このバッグを持っていってください)
  • Take your time.(ゆっくりどうぞ)
  • It takes an hour.(1時間かかります)
  • I took a taxi.(タクシーを利用しました)

日本語訳だけを見ると、別々の単語のように感じます。しかし、英語の中では一つの基本語が中心のイメージを持ち、文の骨格や周囲の言葉によって働きを広げています。

しゅみすけ

単語を増やすことより先に、すでに知っている単語の守備範囲を広げてみましょう。一つの基本語が五つの場面で使えれば、会話で選べる言葉は一気に増えます。

「知っている」と「使える」の違い

get の意味を見て「知っている」と答えるのは簡単です。しかし、今日受け取ったメール、帰宅した時間、疲れた状態を、すぐ get で言えるかどうかは別です。

使える単語にするには、単語と日本語訳だけでなく、場面、骨格、似た例文を結びつける必要があります。

I got an email this morning.
I got home late yesterday.
I’m getting tired now.

形や時制は変わっても、何かが届く・ある地点や状態へ移るという感覚がつながっています。この見方を、Lesson 5で詳しく扱います。

このコースで身につける二つの道具

1.英語の骨格

単語を置くための、基本の順番です。まずは会話で使いやすい三つに絞ります。

  • AはBです:I am tired.
  • Aが動きます:She smiled.
  • AがBを動かします:We changed the plan.

2.コア単語

get、have など、簡単に見えて守備範囲の広い基本語です。日本語訳を増やすのではなく、中心の感覚から複数の使い方をつなげます。

ここだけ覚える

  • 自然な会話は、基本単語の組み合わせで進む
  • 難しい一語が出なくても、知っている言葉で言い換えられる
  • 基本語は、場面によって多くの働きをする
  • 単語だけでなく、文の骨格と一緒に覚える
  • このコースでは、まず三つの骨格とget・haveを学ぶ

30秒チェック

次の日本語を、できるだけ知っている言葉で表してください。

会議を金曜日に延期できますか?

postpone が出なくても大丈夫です。

Can we move the meeting to Friday?

言い換えられたら、語彙が不足しているのではなく、持っている語彙を働かせ始めています。


次のレッスンでは、基本単語を置くための「三つの骨格」を、文法用語に振り回されず場面から理解します。